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Entetsu Report

株主通信

2026.06

目 次

トップメッセージ

Top Message

代表取締役社長 丸山晃司

ー 株主の皆さまへ ー

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ここに当社グループ第114期(2025年4月1日から2026年3月31日まで)の概況についてご報告申し上げます。

 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げや雇用拡大等を背景に緩やかな回復基調で推移する一方、物価上昇の継続や段階的な利上げ、米国の通商政策等の不確実性が景気の下押し要因となりました。当社グループを取り巻く環境におきましても、継続的な人手不足に加え、原材料価格やエネルギー価格の高騰など、依然として厳しい状況が続きました。

 このような状況の中、当社グループは中期経営計画基本方針に掲げる「人を大切にして企業価値を高める」のもと、運営体制の見直しを図りました。環境変化への対応、意思決定の迅速化と実行力の強化を目的にモビリティサービス、ウェルネスのセグメントで関連事業の再編・統合を進めました。加えて、人的資本への投資として、賃金水準の見直しや職場環境の改善を通じ、最大の資産である社員が安心して力を発揮できる基盤整備を進めました。

 当期の連結業績につきましては、営業収益2,331億6千8百万円(前連結会計年度比103.8%)、経常利益90億3千3百万円(前連結会計年度比108.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益67億4千3百万円(前連結会計年度比128.3%)となりました。

 当社グループは、「地域とともに歩む総合生活産業として社会に貢献する」という経営理念のもと、運輸事業に加え、リテールサービス、モビリティサービス、不動産、ウェルネス事業等を通じて地域と密に関わってまいりました。今後も地域社会への使命を果たすためには、急速かつ複雑に変化する事業環境に対応していくことが不可欠です。

 これらを踏まえ、当社は2027年4月1日に持株会社体制へ移行し、経営基盤の再構築を図ります。持株会社体制のもと、グループ全体最適の視点による戦略立案と経営資源の配分を行うとともに、各事業会社の責任と権限を明確化することで自律性と機動性を高め、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

 株主の皆さまにおかれましては、引き続き一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2026年6月
代表取締役社長 丸山 晃司

連結業績の推移

(百万円未満を切り捨てて表示しております)

営業収益
営業収益 棒グラフ
経常利益
経常利益 棒グラフ
当期純利益
当期純利益 棒グラフ
セグメント別営業収益の推移
  • 運輸事業営業利益
  • 不動産事業営業利益
  • リテールサービス事業営業利益
  • ウェルネス事業営業利益
  • モビリティサービス事業営業利益
  • その他事業営業利益

※2025年度(114期)より遠鉄アシストのセグメントを「その他の事業」から「不動産事業」へ変更しております。
 2024年度のセグメント別営業収益はセグメント変更後の事業区分に基づき表示しております。

Topics遠鉄グループトピックス
(2025年10月~2026年3月)

持続可能な社会へ
地域共創の取り組み

コンセプトは「つながらまいか!」
まちなか共創オフィスの整備を開始

 遠州鉄道では、旧飲食店テナントビル(浜松市中央区田町)を活用した「まちなか共創オフィス」の整備を開始しました。本施設は、社員や地域の方々が交流し、新たなアイデアや価値を生み出す「共創拠点」となることを目指すものです。
 2027年1月の開業を予定しており、シェアラウンジやカフェ·バー機能、屋上テラス、サウナなどを備える計画です。社員の新しい働き方の実践の場とするとともに、中心市街地の活性化にもつなげてまいります。

ハートランド

▲外観(イメージ)

ハートランド

▲3階オフィス(イメージ)

ハートランド

▲屋上テラス(イメージ)

次世代人材の育成と地域の新たな価値創出へ

 遠州鉄道では、静岡文化芸術大学と産学連携授業を実施しました。
 当社社員が講師として実務に基づく知識や視点を提供し、学生が浜松市の魅力を発信する移住ツアーの企画と、賃貸住宅のリノベーションプランの立案に取り組みました。採用されたプランは実際に販売いたしました。
 学生の自由な発想を活かすことで地域の価値創出と活性化、次世代人材の育成を図りました。

チラシ
学生による企画プレゼンテーションの様子

▲学生による企画プレゼンテーションの様子

帰宅困難者対策の勉強会を開催

 遠州鉄道では、2025年9月と2026年2月に、大規模災害時の帰宅困難者対策に関する勉強会を開催しました。浜松駅周辺の企業·団体ならびに県·市の担当者が参加し、災害時に帰宅困難者が発生した場合を想定して、情報共有や相互に協力できる体制づくりについて意見交換を行いました。今後も、関係事業者や行政との連携を図り、地域の安全·安心の確保に努めてまいります。

帰宅困難者対策の勉強会

▲グループディスカッションの様子

遠州鉄道

大型EVバスを導入、環境負荷低減を推進

 2026年3月、静岡県西部で初となる大型EVバスを導入しました。EVバスは走行時に化石燃料を使用せず、カーボンニュートラルの実現に寄与するとともに、災害時には車両に蓄えた電力を非常用電源として活用することが可能です。
 車両デザインは、静岡文化芸術大学の学生を対象にコンペ形式で募集し、社内審査を経て決定しました。コンセプトは「未来に繋ぐ」。EVバスの先進性が地域に調和し、持続可能な都市インフラとして根付いてほしいという思いが込められています。
 これまでに積み重ねてきた安全対策を基盤に、環境負荷低減とサービス品質向上の両立を図り、地域とともに持続可能な交通の実現を目指してまいります。

大型EVバス
大型EVバス

遠鉄百貨店

外商プレミアムサロンオープン

 2026年3月、本館7階の外商お得意様サロンは「外商プレミアムサロン」として生まれ変わりました。
 新サロンでは、より落ち着いてお過ごしいただける空間を整えるとともに、隣接するプレミアムステージ(イベントスペース)では、お客様のニーズに応じた商品の販売や期間限定のイベントを実施します。
 今後も本サロンを通じて、お客様にご満足いただけるサービスの提供に努めてまいります。

外商プレミアムサロン
外商プレミアムサロン

遠鉄ストア

遠鉄ストア森店オープン

 2025年10月、遠鉄グループとして初進出となる周智郡森町に「遠鉄ストア森店」をオープンしました。
 お客様の多様なニーズにお応えし、食べきりサイズの商品や時短商品、冷凍食品などを充実させるとともに、地域に密着した商品展開を行い、顧客の獲得に努めました。

遠鉄ストア森店
遠鉄ストア森店

▲開店当日の様子

モビリティ遠鉄

モビリティ遠鉄誕生

 2025年10月、遠州鉄道のスズキ車販売事業と青山商会が統合し、社名をモビリティ遠鉄株式会社へ変更しました。四輪販売事業と二輪販売事業が一体となり、車両販売からアフターサービスまで、お客様のカーライフ·バイクライフをより強固に支える体制を整えてまいります。

モビリティ遠鉄誕生
モビリティ遠鉄誕生

遠州鉄道

積水ハウスと連携した「SI-COLLABORATION(エスアイ-コラボレーション)」の開始

 2025年12月、積水ハウスと提携した共同建築事業「SI-COLLABORATION(エスアイ-コラボレーション)」を開始しました。積水ハウスのオリジナル耐震技術「ダイレクトジョイント構法」をはじめとする高い技術力と、「遠鉄ホーム」ブランドで培ってきた地域密着の提案力・設計力を融合し、安全・安心で高い耐震性能を備えた住まいの提供に取り組んでまいります。

SIコラボレーション
SIコラボレーション

遠州鉄道

生命保険事業50周年記念事業 笠井信輔氏講演会の開催

 生命保険事業50周年記念事業の一環として、「がんを克服して生きる」をテーマにしたフリーアナウンサーの笠井信輔氏の講演会をホテルコンコルド浜松にて開催しました。当日は450名を超える地域の皆さまに聴講いただき、健康意識の向上をはかりました。

笠井信輔氏講演会
笠井信輔氏講演会

特集遠鉄グループの
持続的な成長に向けて

 1943年に創立した遠州鉄道は、鉄道・バスを運行する運輸事業を基盤として事業の多角化を進め、現在に至るまでリテールサービス、モビリティサービス、不動産、ウェルネス等、グループで幅広い事業を展開してまいりました。
 急速かつ複雑に変化する事業環境において、当社グループが「地域とともに歩む総合生活産業」として持続的に成長するためには、各事業の機動力向上とグループ経営機能の強化が必要と判断し、2027年4月1日に持株会社体制へ移行することといたしました。

 

 各事業本部は当社完全子会社として独立し、お客様のニーズを的確にとらえた迅速な事業運営を行います。
 また、現・遠州鉄道は「株式会社遠鉄グループホールディングス」へ改称し、グループ全体の経営管理および経営戦略の策定を担います。
 なお、持株会社体制への移行後は、株主の皆さまには「株式会社遠鉄グループホールディングス」の株主として引き続きご支援いただくこととなり、株主としての基本的な権利に変更はございません。
 今後とも、変わらぬご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

駅前
持株会社体制への移行

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遠鉄グループのあゆみ
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