ノロウイルス検査(検便)

ノロウィルスを原因とする食中毒や感染性胃腸炎は、近年増加の一途をたどっています。
こうした状況においてノロウィルス感染の有無を把握することが、感染拡大を防ぐ意味でも大変重要です。
検査項目
- IC法(免疫クロマト法)
- 検査結果を急ぐ場合にスピーディーに対応できる検査です
- リアルタイムPCR法
- 遺伝子配列を調べる検査方法で検査精度がIC法と比べて高い検査です
ノロウィルスについて
(1)特徴- 人の腸管内でのみ増殖し、感染力がとても強く、少量(10~100個でも)発症する。
- 食品からよりも、ヒト同士(特に家族間)の接触や空気を介して発症するケースのほうが圧倒的に多い。
- 繰り返し発症・感染することがある。
- アルコールはほとんど効かない。
- 体内にウィルスが入ってから、24~48時間程度で激しい嘔吐や下痢、腹痛が発生。
時には発熱や頭痛、筋肉痛など。 - 症状は1~3日続くが、後遺症はなし。
- 1日に20回以上の下痢となり、脱水症状になることもある。
- 自覚症状がなくなってからもウィルスの排泄が続く。
- 食事の前やトイレの後などには、せっけんを使いしっかりと手を洗う。
- タオルなど共同で使用するものは避けることも必要。
- 下痢やおう吐の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにする。
- 食品中のウィルスは加熱により感染性をなくすことが可能。食品の中心温度が85℃1分以上になるようにしっかり熱を通してから食べる。
- 便や吐物の処理をするときは素手で触らず、必ずビニール手袋を使用する。
汚物の消毒は市販の塩素系消毒剤(漂白剤)を希釈したものを使用する。
検査の流れ
- 申し込み
- 当社所定の検査依頼書に必要事項をご記入のうえ、ご提出ください。
- 検体採取セットのお届け
- 検体採取セットのお届けします。
- 検体のご提出(冷凍)
- 冷凍した検体をご提出ください。
- 検査実施
- ご依頼に応じた検査を実施します。
検査によっては、事前のお打ち合わせが必要な場合もございます。
- 検査結果のお届け
- 検査成績書を送らせていただきます。
検査結果より改善案をご提案させていただく場合がございます。
お客様の声・実績紹介
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レストラン業 S社
- 検便
- 衛生環境指導
厨房や客席等の衛生環境が適切かどうか、第三者の目で確認したいと考え、検便をお願いしている遠鉄食品検査センターさんに職場衛生環境チェックをお願いしました。[...]
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惣菜製造業 B社
- 検便
- 食品検査
- 害虫駆除
検便から食品細菌検査、害虫駆除までトータルで依頼ができ作業が大変楽になりました。検査について毎回多角的なアドバイスを頂き大変助かっております。[...]
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ホテル業 従業員数:100名分
- ノロウイルス検査
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惣菜製造業
- 食品検査