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花開く消費社会の多様なニーズに応える 1973年~2003年 花開く消費社会の多様なニーズに応える
1973年~2003年

遠鉄グループの歴史 1943年 - 1973年 2003年 - 2013年 2014年 - 2023年

1973年 - 1986年

多角化へ活発な事業展開

遠鉄グループは1973年に創立30周年を迎え、オイルショックも全社一丸で乗り切りました。鉄道事業として特筆するべきは、鉄道の高架化です。1980年に工事に着手、1985年に新浜松駅~助信駅間2.6kmの高架化が完成しました。1983年には、車両デザインを従来の赤から鮮やかなスパニッシュレッドに一新しました。また、1982年には国鉄浜松駅北口広場に、1日の発着数が全国一のスケールとなるバスターミナルが完成しています。観光バス事業ではバンビツアーがさらに躍進、多様化する旅行形態に対応した多彩な企画(航空機利用ツアー、ホワイトバンビスキーツアーなど)で、若い顧客層の開拓が進みました。また、遠鉄商事から遠鉄トラベルへの社名変更(1974年)、遠鉄ストア設立(1973年)による流通業進出や、1981年のホテルコンコルド開業による都市ホテル業進出など、活発な事業展開も行われました。

高架上を走る電車

高架上を走る電車

浜松バスターミナル完成(1982年)

浜松バスターミナル完成(1982年)

1986年 - 1993年

総合生活産業を目指して

1985年度末、遠鉄グループは総売上約845億円、従業員数約5,000人という規模に達しました。同時に、運輸中心の企業から、地域の「総合生活産業」へと脱皮することを今後の方針としました。1988年に遠鉄百貨店を開業、念願だった百貨店事業への進出を果たしました。また1990年には、浜松市と協力した多目的ビル「フォルテ」が完成、本社移転も行っています。増加する鉄道乗客のために1987年に新浜松駅にエスカレーターを設置したり、1986年に県下初のバスロケーションシステムを導入するなど、利用客へのサービス向上施策を次々に実行しました。その他、総合生活産業として、初の自社設計の建売住宅販売(1988年)、純和風高級旅館「ホテル九重」の開業(1987年)、トヨタレンタリース浜松設立(1990年)などの新機軸も相次ぎました。

遠鉄百貨店オープニングイベント(1988年)

遠鉄百貨店オープニングイベント(1988年)

フォルテ完成(1990年)

フォルテ完成(1990年)

1993年 - 2003年

お客様に寄り添いつつ専門化

平成不況の時勢の中、遠鉄グループは「お客様第一主義」を掲げ、お客様に寄り添う姿勢をさらに強化することに努めました。地域とともに歩む鉄道事業を営む企業グループとして、利便性や信頼性の向上につなげるため、CTC(列車集中制御装置)の更新などの設備投資、ETカード(磁気式プリペイドカード)の普及を進めました。不動産事業も大きく伸長、1999年には注文住宅への進出も果たしています。浜名湖パルパルは、お客様に再び魅力を感じてもらうため新アトラクション導入などでリニューアル、1999年に浜名湖オルゴールミュージアムもオープンしました。遠鉄百貨店は1999年度には静岡県全域における一番店のポジションを得るまでに成長、遠鉄ストアも2003年度には26店舗を擁するまでに成長しました。

注文住宅 ブライトG

注文住宅 ブライトG

浜名湖オルゴールミュージアム

浜名湖オルゴールミュージアム

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